きりもちゃん
トロ
- 通信速度がもっとも速いのはUQモバイル
- Y!mobileもUQモバイル並みに速い
- OCNモバイルONEはドコモ回線でNo.1
- BIGLOBEモバイルのタイプAはお昼以外なら速い
- LinksMateは1日を通して安定している
- 高品質な低速通信をとにかく安く使うならロケットモバイル(神プラン)
- OCNモバイルONEの旧コースも低速通信が快適
- mineoは500kbpsの通信が使い放題
目次
通信速度で格安SIMを選ぶ際のポイント
トロ
- 下り(ダウンロード)の速度をチェックする
- スマホを快適に使うには最低1Mbps以上の下り速度が必要
下り(ダウンロード)の速度をチェックする
インターネット回線やスマホ回線の通信速度には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類があります。
格安SIMの通信速度を判断するときは、主に「下り(ダウンロード)」の速度をチェックしてください。
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トロ
下り通信はホームページの閲覧やファイルのダウンロード、メールの受信、動画の再生、ゲームアプリの利用などで使います。
実はスマホで利用する用途のほとんどは下り通信です。
そのため、格安SIMの通信速度をチェックする際は下り速度を重視してください。
上り通信はSNSに画像アップロードや、メール送信などが当てはまります。上りも速いに越したことはないですが、下りほど重要ではありません。
一般的なスマホの使い方からすると「通信速度が速い格安SIM」=「下り通信が速い格安SIM」と言えます。
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スマホを快適に使うには最低1Mbps以上の下り速度が必要
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bpsは通信速度を表す単位で、この数値が大きいほど通信速度も速いと言えます。
例えば5Mbpsと10Mbpsなら、10Mbpsのほうが速いです。
スマホの場合、1Mbpsあれば大体の用途はこなせます。具体的にはLINEやGoogle検索、SNS、動画視聴(標準画質以下)、地図アプリなどです。
きりもちゃん
高画質の動画再生や大容量ファイルのダウンロード、アプリのアップデートなどをする場合は最低5Mbps、できれば10Mbps以上欲しいですね。
つまり、10Mbps以上の格安SIMならどのような用途でも快適に使えると言えます。
格安SIMの通信速度の評価基準
今回は格安SIMの通信速度を比較し、ランキング化しました。
ランキング化にあたり、以下4サイトの測定データを評価基準として利用しました。
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トロ
格安SIMの通信速度は公式サイトにも掲載されています。しかし、公式サイトに記載されている通信速度はあくまでも「理論上の最大通信速度」です。
実際の通信速度は格安SIMを契約し、利用してみないと分かりません。
上記のサイトは実際に格安SIMを契約し、長期間に渡ってリアルタイムに速度を計測しているため、信ぴょう性が高いです。
格安SIM通信速度比較ランキングトップ5
トロ
きりもちゃん
上記の4サイトのデータをもとに、格安SIMの通信速度ランキングトップ5を算出すると以下の通りになりました。
1位:UQモバイル
通信速度比較ランキング1位はUQモバイル!
UQモバイルはいずれのサイトの調査でも、全ての時間帯で上位にランクインしています。平日お昼や夕方も通信速度が低下することなく、安定感も抜群です。
回線が空いている朝や夜には大手キャリア以上の通信速度が出ていることもあります。
きりもちゃん
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直近の測定結果はもちろん、1年以上前の測定でも安定した速度を維持しています。長期間に渡って安定した通信速度を維持しているのは、本当に通信品質が優秀な証拠です。
格安SIMの中にはサービス開始直後だけ速く、利用者が増えると速度が落ちてしまうものがたくさんあります。
UQモバイルならその心配は不要で、長く安心して利用することが可能です。
トロ
プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
スマホプランS | 3GB | 1,980円 |
スマホプランM | 9GB | 2,980円 |
スマホプランL | 14GB | 3,980円 |
2位:Y!mobile
2位はソフトバンクのサブキャリアであるY!mobile!
1位のUQモバイルに並ぶ通信速度の速さと安定性を記録しています。
他の格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りてサービスを提供しています。借りられる回線には限度があるため、回線が混雑する時間帯は通信速度が落ちてしまいます。
一方、Y!mobileは親会社であるソフトバンクの回線に加えて自社でも回線を保有しており、混雑する時間帯でも通信速度が低下しにくいです。
きりもちゃん
Y!mobileもUQモバイルと同じく長期間に渡って速い通信速度を維持しています。
データ ベーシックプラン |
データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
S | 3GB | 2,680円 |
M | 9GB | 3,680円 |
R | 14GB | 4,680円 |
※10分以内通話し放題込み
3位:OCNモバイルONE(新コース)
3位はOCNモバイルONEの新コース!
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OCNモバイルONEは2019年11月に新コース(新料金プラン)をスタートさせました。新コースは月額料金が安く、さらに通信速度も速いです。
旧コースは平日お昼や夕方など回線が混雑する時間帯は通信速度が低下し、1Mbpsを下回ることもしばしばありました。
新コースでは安定性が増し、混雑する時間帯も通信速度が速いです。ドコモ回線を利用する格安SIMでは1番安定していますね。
きりもちゃん
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OCNモバイルONEの新コースはスタートしてまだ半年ほどです。今後、利用者数が増加すると通信速度が落ちる可能性もないとは言い切れません。
しかし、OCNモバイルONE自体は格安SIMが一般的になる2013年から6年以上サービスを続けている老舗の格安SIMです。
信頼性は高いので、今後も新コースで速い通信速度を維持してくれる期待が持てますね。
新コース | 音声対応SIM | SMS対応SIM | データ通信専用SIM |
---|---|---|---|
1GB/月 | 1,180円 | – | – |
3GB/月 | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB/月 | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB/月 | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB/月 | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB/月 | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
4位:BIGLOBEモバイル(タイプA)
4位はBIGLOBEモバイル(タイプA)!
BIGLOBEモバイルにはau回線のタイプAとドコモ回線のタイプDがありますが、タイプAのほうが通信速度が速く安定しています。
タイプDが遅いというわけではありませんが、ドコモ回線の格安SIMは種類が多いため混雑しやすいです。通信速度を重視するならタイプAを選びましょう。
トロ
ただし、BIGLOBEモバイルは平日お昼になると1Mbps前後まで速度が落ちてしまいます。
最低限の通信速度は維持していますが、高画質の動画視聴やオンラインゲームなどは難しいでしょう。
平日お昼にスマホをよく使う人は要注意です。逆に回線が空いている早朝や深夜はUQモバイルやY!mobile以上の速度が出ることもあります。
きりもちゃん
容量 | 音声通話SIM | データSIM (SMS付き) |
データSIM※ |
1GB | 1,400円 | – | – |
3GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
6GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
12GB | 3,400円 | 2,820円 | 2,700円 |
20GB | 5,200円 | 4,620円 | 4,500円 |
30GB | 7,450円 | 6,870円 | 6,750円 |
※ドコモ回線のタイプDのみ
5位:LinksMate
5位はLinksMate!
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上位の格安SIMと比べると知名度は低いですが、対象のゲームアプリがデータ通信量を消費しない「カウントフリー」が特徴です。
実は通信速度も優秀で、どの時間帯でも安定しています。
多くの格安SIMは早朝や深夜などの空いている時間帯だけ爆発的に速度が出て、逆にお昼や夕方は大幅に低下することが多いです。
極端なものだと空いている時間帯は100Mbps以上の通信速度が出て、混雑する時間帯は1Mbpsも出ない、なんてこともあります。
LinksMateは朝や夜も特別速くはありませんが、お昼や夕方も通信速度が落ちにくいです。常に10~15Mbps前後の速度が出ています。
これだけの速度が出ていれば、スマホを使っていて困ることはないですね。
通信速度の速さより安定性を重視する人に向いています。
容量 | 月額 | ||
データ通信 | SMS+データ通信 | 音声通話+SMS +データ通信 |
|
100MB | 250円 | 370円 | 970円 |
200MB | 300円 | 420円 | 1,020円 |
500MB | 350円 | 470円 | 1,070円 |
1GB | 380円 | 500円 | 1,100円 |
2GB | 660円 | 780円 | 1,380円 |
3GB | 900円 | 1,020円 | 1,620円 |
4GB | 1,140円 | 1,260円 | 1,860円 |
5GB | 1,380円 | 1,500円 | 2,100円 |
6GB | 1,580円 | 1,700円 | 2,300円 |
7GB | 1,780円 | 1,900円 | 2,500円 |
8GB | 1,980円 | 2,100円 | 2,700円 |
9GB | 2,180円 | 2,300円 | 2,900円 |
10GB | 2,380円 | 2,500円 | 3,100円 |
11GB | 2,550円 | 2,670円 | 3,270円 |
12GB | 2,720円 | 2,840円 | 3,440円 |
13GB | 2,890円 | 3,010円 | 3,610円 |
14GB | 3,060円 | 3,180円 | 3,780円 |
15GB | 3,230円 | 3,350円 | 3,950円 |
17GB | 3,570円 | 3,690円 | 4,290円 |
20GB | 4,080円 | 4,200円 | 4,800円 |
25GB | 4,680円 | 4,800円 | 5,400円 |
30GB | 5,280円 | 5,400円 | 6,000円 |
40GB | 6,280円 | 6,400円 | 7,000円 |
50GB | 7,230円 | 7,350円 | 7,950円 |
70GB | 9,030円 | 9,150円 | 9,750円 |
100GB | 11,730円 | 11,850円 | 12,450円 |
150GB | 16,250円 | 16,370円 | 16,970円 |
200GB | 20,500円 | 20,620円 | 21,220円 |
300GB | 29,000円 | 29,120円 | 29,720円 |
400GB | 37,000円 | 37,120円 | 37,720円 |
500GB | 45,000円 | 45,120円 | 45,720円 |
750GB | 64,880円 | 65,000円 | 65,600円 |
1TB | 86,880円 | 87,000円 | 87,600円 |
番外編:低速通信が使いやすい格安SIM
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トロ
通信速度が速いことは魅力的です。
その一方で通信速度はあまり必要ない、そこまで速くなくてもいいから通信量を気にせず使いたい、という人もいるでしょう。
格安SIMの中には最大通信速度が遅い「低速通信」が快適に使えるものがあります。低速通信は基本的に無制限に利用可能です。
ここからは番外編として、
- 通信速度はそこそこで良いのでとにかく安く使いたい
- 通信量を気にせず、できる限り快適にスマホを使いたい
といった人におすすめの格安SIMを紹介します。
ロケットモバイル(神プラン)
ロケットモバイルは最安298円という破格の安さで使える「神プラン」が特徴です。
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ロケットモバイルの神プランでは200kbpsの低速通信のみ利用可能です。高速通信は一切使えないので、Wi-Fiのない場所で動画視聴やゲームをする人には向きません。
しかし、ロケットモバイルは低速通信でも最初の読み込みだけ高速通信を使う「バースト転送」に対応しています。このバースト転送が優秀で、1Mbps以上出ることも多いです。
Google検索やSNS、地図アプリなどはロケットモバイルの神プランでも比較的快適に使えますよ。
トロ

mineo
mineoでは月額350円で最大500kbpsの通信が使い放題になる「パケット放題」オプションが利用できます。
500kbpsならSNSやYouTube(標準画質以下)、音楽ストリーミングなど、大体のことは問題なく使えます。
バースト転送にも対応しているので、1Mbps以上の速度が出ることもあります。
mineoの料金プランの中で1番月額料金が安い「Aプランの500MBコース」なら、プラン料金1,310円+オプション料350円=1,660円で500kbpsの通信が使い放題です。
トロ
きりもちゃん
中速程度の通信を思う存分使いたい人におすすめです。
OCNモバイルONE(旧コース)
OCNモバイルONEも低速通信がバースト転送対応で高品質です。音楽ストリーミングや地図アプリなどであれば快適に使えます。
速度切り替え対応で、いつでも高速通信と低速通信を切り替えられるのも便利です。
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トロ
低速通信は新コースでももちろん利用可能です。ただ、OCNモバイルONEの新コースは「低速通信を契約データ通信量の半分以上使う」とさらに制限がかかります。
例えば3GBプランの場合、1ヶ月に1.5GB以上の低速通信を使うと翌月まで制限です。制限後の低速通信は50kbpsくらいしか速度が出ないため、使い物になりません。
きりもちゃん
旧コースなら、低速通信をいくら使っても制限されません。
OCNモバイルONEで低速通信をメインに使う場合は、新コースではなく旧コースを選びましょう。
逆に、旧コースはお昼や夕方など回線が混雑する時間帯は速度が落ちやすいです。通信速度の速さを重視するなら新コースを選びましょう。
トロ
UQモバイル(スマホプラン)
通信速度ランキングで1位のUQモバイルですが、実は低速通信が300kbpsと他社の200kbpsより速いという特徴もあります。
バースト転送にも対応しており、SNSやブラウジングといった軽い用途なら快適です。
速度切り替えにも対応しているので、好きなタイミングで高速通信に戻してUQモバイルの高品質な通信を利用することもできます。
きりもちゃん
トロ
高速通信も低速通信も優秀ならUQモバイルですが、スマホプランは最安でも1,980円からと低速通信目当てで利用するには少し高いです。
低速通信メインならロケットモバイルの神プランやmineoのパケット放題のほうが安く済みます。
高速通信を利用しつつ、速度切り替えで低速通信も活用したい人にはUQモバイルがおすすめです。
速度重視なら「楽天モバイル」もあり!
4月8日に格安SIMから大手キャリアの仲間入りをしましたが、通信速度を重視するなら「楽天モバイル」もありです。
楽天モバイルは楽天回線エリア内なら無制限にデータ通信を使えます。
楽天回線エリアは首都圏や関西圏など一部に限られていますが、その他のパートナー回線エリア(au回線)でも月5GBのデータ通信が利用可能です。
楽天回線エリア内でもパートナー回線エリア内でも通信速度は安定しており、平日お昼や夕方も安定しています。
仮に楽天モバイルをさきほどのランキングに入れるなら、最低でも3位以内にはランクインするでしょう。
きりもちゃん
トロ
パートナー回線エリアは月5GBまでしか高速通信を使えませんが、代わりに低速通信の通信速度が最大1Mbpsと速いです。
スマホを使う上で必要な最低限の通信速度をキープしており、低速通信でもSNSや動画視聴などは普通に使えます。
きりもちゃん
トロ
きりもちゃん
楽天モバイルは先着300万人まで月額料金が1年間無料です。
初期費用3,300円はかかりますが、キャンペーンにより初期費用相当の楽天ポイントが還元されます。
さらに契約縛りや違約金がないため、いつでも解約可能です。
今楽天モバイルを申し込めば、1年間は一切費用もリスクもかけることなく高品質なデータ通信を利用できますよ。

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